【私たちについて】

2019年9月6日

埼玉県知事選挙の結果を受けて

 

 みなさまご存知の通り、8月25日に埼玉県知事知事選挙が行われ、大野元裕さんが当選、16年ぶりに新しい埼玉県知事が誕生しました。課題山積の埼玉県政に新しい息吹を吹き込んでいただけるものと期待しています。

 私たち「ジェンダー平等 埼玉」は、立候補表明をしておられた行田邦子さん、大野元裕さん、青島健太さんに公開質問状をお送りし、ご回答をいただきました。お三方には、改めまして、深く御礼申し上げます。

 質問とご回答につきましては、このウェブサイトに掲示してある通りですが、私たちは、それらは「公約」の意味合いを持つと受け止めております。そして大野さんは、「大野もとひろさんを先頭に 日本一暮らしやすい埼玉を実現する政策集2019」として、128項目を発表しておられますが(8月5日付)、この中には、回答していただいた事柄も含まれています。

 8月23日付朝日新聞埼玉版記事には、大野さんが演説の中で最も時間を割いたのは、「女性活躍」だったと書かれていました。選挙後の記者会見では、大野さんは「女性と障害者の積極的登用に意欲を示した」とのことです(共同通信など)。8月27日付の朝日新聞記事によりますと、同紙による出口調査では、女性は、青島候補より大野候補に10ポイント多く投票したとされています。

 このように、今回の埼玉知事選挙においては、「女性」が焦点の一つであったと考えることができます。私たち「ジェンダー平等 埼玉」の活動が、このことに貢献したのであれば、うれしいことですし、今後、埼玉県政において、「ジェンダー平等」(または、「男女共同参画」)が重要な理念となっていくものと、期待しています。

 大野新知事は、「誰ひとり取り残さない、持続可能な発展・成長をする埼玉づくり」を目指すとして「埼玉版SDGs」を提唱しておられます。知事就任記者会見でもこの点に言及がありました。SDGsにおいて、ジェンダー平等と女性と女児のエンパワーメントは、全ての目標を横断して、その進展について決定的に重要な貢献をなすと位置づけられており(para20)、国の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」(平成28年12月22日SDGs推進本部決定)でも、「国際社会における普遍的価値としての人権の尊重と、ジェンダー平等の実現及びジェンダーの視点の主流化は、分野横断的な価値としてSDGsの全てのゴールの実現に不可欠なものであり、あらゆる取組において常にそれらの視点を確保し施策に反映することが必要」とされています。「持続可能な埼玉県」にとっても、ジェンダー平等は、中心的な位置にあると考えられます。

 

 「ジェンダー平等 埼玉」は、引き続き、埼玉県におけるジェンダー平等の推進のために、活動を続けてまいります。【2019年9月6日】


 埼玉県のジェンダー平等推進のためにご尽力いただいているみなさまへ

 

 みなさまも既にご存知の通り、来月埼玉県知事選挙が行われ、16年ぶりに新しい知事が誕生します。72日、この選挙に関心を寄せている有志が集まり、立候補者に対し、ジェンダー平等の視点からの公開質問状を出すこと、そのため、新たに「ジェンダー平等 埼玉」というグループを立ち上げ、活動していくことを決めました。これから、この活動について、賛同人、賛同団体を募っていきます。ジェンダー平等の推進のためにご尽力なさっているたくさんの方々、ジェンダー平等をテーマとして埼玉県内の自治体で活動なさっているたくさんの団体と出会い、つながりたいと考えています。是非、ご一緒に、埼玉県でのジェンダー平等を進めていきましょう。【2019723日】